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ワシントン大学 

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ルート >> 地図をダウンロードする(1.4MB)
※Adobe Actobat Reader が必要です。無料ダウンロードは Adobe 公式サイトで。
所要時間 2〜3時間
アクセス
行き: ダウンタウンのトンネル駅から71、72、73のいずれかに乗り、賑やかな通り(The Ave)に入ったら42th Streetとの交差点、郵便局横のバス停で降りましょう。そのままThe Aveの坂を上り、45th Streetで右に折れてずっと歩くとワシントン大学の入り口に着きます。
帰り: The Ave上のバス停から71,72,73のいずれかに乗るとトンネル駅まで戻ることができます。
ポイント University of Washington 、通称ワシントン大学(ユーダブ、と呼ばれます)はシアトル・ダウンタウンの北東に位置します。1985年にワシントン大学が移転してきた後、その600エーカー(=2.4平方キロメートル)にも及ぶ広大なキャンパスを中心に結いバーシティ・ディストリクトとして周辺地域が発達しました。このコースで周ると、大学内は2時間弱、さまざまな料理屋や古着屋、古本屋などが並ぶ学生街ユニバーシティ・ウェイ(University way、通称The Ave)を通って帰るのを加えると、恐らく1時間ほどはすぐ経ってしまうのではないでしょうか。ワシントンはとても "pretty" な大学だ、と学生達は言います。それはこの大学の建築がどれも非常に凝っていて、また1つ1つに由来がありそれにちなんだ名前で親しまれていることにも関係するのかもしれません。


Aurora Bridge の下から出発

まず大学の北門、45th Street と Memorial Way の交差する場所から歩きはじめます。Memorial Way には58本のプラタナスが植わっています。これは、第1次世界大戦で命を落とした58名のワシントン大学生たちのために植えられたものです。たまにリスが走っているのが見られるかもしれません。

 
Burke Museum of History and Culture

Memorial Way を入ってすぐ右に、トーテムポールが見えます。その背後にある建物が、Burke Museum of History and Culture(バーク歴史文化ミュージアム)です。入場料は大人 $8で、中にはネイティブ・アメリカンに関する展示がなされています。入り口を入って右にある土産物屋は無料で入ることができるので見てみると楽しいかもしれません。アジアや中南米の土産物や、石などを売っています。一時日本でも流行った虫入りキャンディーや、虫のチョコがけ($1.50)なんかも置いてあります。勇気のある方はぜひ。
Burke Museum of History and Culture

 
Observatory

ビル・ゲイツ図書館から Memorial way をはさんで反対側、入り口寄りにある小さなドームが、Observatory(天文台)です。これはこの大学の中で2番目に古い建物で、独自の6インチの屈折望遠鏡が中に設置してあります。普段は一般の人は中に入れないのですが、ここワシントン大学で学ぶ学生の曰く、1年に3回だけ入ることができるそうです。

 
William H. Gates Hall

Memorial Way 沿いにもう少し歩くと、ガラスとレンガで作られた現代的な建築が目に入ります。これは William H. Gates Hall。日本語にするとビル・ゲイツ会館とでも言うべきでしょうか。ご存知ワシントン大学出身でマイクロソフトを立ち上げた世界の大富豪ビル・ゲイツ氏が建てた法学の図書館です。中はセンスの良いインテリアで、光がたくさん入り、勉強するのにぴったりの環境。全館無線LAN完備です。外部の人も入ってインターネットなども使えるのでぜひ入ってみてください。もちろんウインドウズしかありませんが。
 

 
Hutchinson Hall

Observatory のすぐ先で Memorial way と交わる Stevens Way という細い道を左に曲がります。そのまま道なりに進むと、まず右に Bank of America Executive Education Center という建物が見えます。道を挟んで左手に見えるゴシック調の建物が Hutchinson Hall です。Hutchinson という建物の名前は、1980年代に体育学科の長であった Mary Hutchinson の名にちなんでつけられており、80年代には体育館として使われていました。現在は演劇学科が使用しています。入り口を入ったところで公演の案内なども入手できます。
 
Hutchinson Hall

 
Balmer and MacKenzie Hall

Hutchinson を左手に右を見ると、Balmer Hall(左)と MacKenzie Hall(右)が見えます。他のワシントン大学内の建築物に比べてあまり飾り気がないこの2つの建物は、60年代、70年代とワシントン大学の生徒が倍増したころに建てられたものです。ちょうどそのころの流行がこのような飾り気のない建築だったので、大学内のほかの建物とは少し違った雰囲気があります。

MacKenzie Hall には透明の渡り廊下などがあってオシャレです。

 
 

 
Lewis Hall

Hutchinson の並び、テニスコートを挟んだところにある小さな建物は Lewis Hall といいます。そのまま道なりに進んだ右手にある Clark Hall とこの Lewis は一対をなしており、1896年に学生寮として建てられたもの。ツタの絡まり具合が美しい建物です。

 
 

 
Music Building and Art Building

Lewis を左手に見ながら、右に曲がり階段を降りていきます。 階段の右にあるのが Art、左が Music Building です。一対をなしており、それぞれ学科にふさわしい素敵な建物です。1950年ごろに建てられました。

広場階段を降りると芝生の広場に出ます。これは Liberal Arts Quadrangle、通称 "Quad" と呼ばれる中庭です。左右に植わっているのは桜の木で、春にはとても綺麗に咲く花を楽しむことができます。昼寝をしている大学生カップルや、デッサンの宿題をしている美術学科の生徒などが思い思いに時間を過ごす場所です。

 
Raitt Hall

右側にまず見える建物が、Raitt Hall で、Quad を囲む建物の中で最も古い建物です。美しい建物の前では学生のカップルが記念撮影をしていました。
今は牧歌的といえるまでに平和な Quad も、1960年代後半から70年代前半にかけては、さまざまな学生の抗議デモなどを経験しています。特に1970年にアメリカがベトナムとカンボジアに進攻した時、また同時に米軍兵士によって大学生が撃たれるという事件が起こった時は、数千人の学生が抗議のデモを起こし、ここからユニバーシティ・ディストリクト、さらには高速道路まで行進し、交通を麻痺させてしまったこともありました。また、Raitt を右手に見て Quad の左斜め前方にある、Smith Hall にご注目。柱の上には少しコミカルな、ガーゴイル(悪魔のような彫像)がついています。これらは第1次世界大戦のときにつくられたもので、天気・人間の欲望・シアトルの歴史という3つをモチーフとして作られています。時間があればこちらにも寄り道してみてください。

 
Raitt Hall

 
Denny Hall

Quad の中ほどを右に折れ、Raitt と Savery の間を通って進むと、Denny Hall が見えます。このキャンパスで最も古い建物で、1894年〜95年にかけて建てられました。実は1950年代に取り壊されることになっていたそうですが、幸運にもその難を逃れ今もここに立っています。残念なことに、Quad の周りの建物は、外側はそれぞれ個性的な装飾をされ美しいのですが、中は一度改装されたせいでいかにも大学の教室っぽい、似たような雰囲気となってしまっています。とはいえ Denny の玄関には大きく個性的な絵などもあるので一度覗いてみると良いかもしれません。

 
 

 
Parrington Hall

Denny Hall を出て、そのまま Klickitat Lane と呼ばれる道に沿って右に進むと、赤レンガとアーチ状の窓が印象的な建物が見えます。これが Parrington Hall で、教室としては大学で2番目に古いものです。今は英語学科が使っていますが元々は科学棟として使われていました。Parrington という名前は、ピューリッツァー賞に輝いた高名な英語学者 Vernon L. Parrington の名にちなんでつけられたもの。名前がつけられたのは彼の死後のことですが、実は生前彼はこの建物のことを「自分が今まで見た中で最も醜い建物」と評していたそうです。とてもそんな風には見えませんが、いかがでしょうか。ちなみにこの建物の裏に広がる広場は、60年代にはヒッピーの丘として知られていました。

 
Parrington Hall

 
Red Square

Parrington の前にある円形の道路(ここが Memorial Way の端です)を、広場のほうに出ます。このレンガの広場は、そのもの「Red Square」と呼ばれています(1972年に完成)。この広場の中心となっているのが、Barnett Newman という抽象画家の作品である "Broken Obelisk"です。

広場に入ってまず右にあるのが学部生用の図書館。こちらも無線LAN完備またマッキントッシュのPCも使える図書館です。ロビーに吊られているスーツのモニュメントも可愛らしく、また真ん中の大階段と吹き抜けによって空間の広がりが感じられるつくりになっている図書館です。左手にある少し冷たい印象の建物が Kane Hall です。レンガ風の壁と木のドアが重厚感のある建物内部には、Walker-Armes Room というホールが入っています。

 
Red Square

Red Square

 
Suzzallo Library

大学の建物の中でも "prettiest!" と評判が高いのがこの Suzzallo Library です(1923-27年設立)。この図書館がオープンしたとき、生徒達は「Cathedral of books(本の大聖堂)」と呼んだそうですが、その名の通り外観も中身も教会のようです。入り口上部の3つの彫像は Allan Clark というタコマの彫刻家の作品で、"Mastery(熟達)" "Inspilation(ひらめき)" "Thought(思考)"を表しています。

 
Suzzallo Library
中に入り、お城のような階段を登ると建物の正面側に読書室があります。本当に大聖堂、といった感じです。勉強している学生がいるので写真を撮影することはできませんでしたが、ぜひ実際に見ていただきたい場所です。こんな場所で読書や勉強ができるワシントン大学の生徒がうらやましいですね!

また階段などで見ることができるステンドグラスも美しく、"prettiest" といわれるゆえんでしょう。1階の階段横にはトイレがあり、その手前には可愛いリスのステンドグラスなどもはめ込まれています。

ちなみにこの Suzzallo Library は Allen Library という図書館とつながっています。これはビル・ゲイツとともにマイクロソフト社を立ち上げたワシントン大学のOBであるポール・アレンが建てたもの、また Suzzallo のすぐ裏にある Mary Gates という建物は、ビル・ゲイツが母親にちなんで建てた建物で、現在は一般教養の教室となっています(入ってすぐの部屋では Mary の肖像画も見ることができます)。2人とも、初めてビジネスを立ち上げたワシントン大学という場に相当の思い入れをもっているのでしょう。

 

 
Rainier Vista

Suzzallo を出て左に曲がり、噴水が見えるほうへ向かいます。この噴水が Drumheller Fountain で、そこに至る道が Rainier Vista です。天気が良い日はここからマウント・レーニアをのぞむことができます。この噴水は水がたまっている部分(プール)が非常に大きく、よく上級生が新入生を突き落として遊んで(?)いたことから、"Fresh(新入生) Pool" とも呼ばれています。

噴水の周りに美しく咲く色とりどりのバラは折ると警察に逮捕されるそうなのでくれぐれもご用心を。

 
 

 
Sylvan Theater

噴水から、子供達が走り回ったり学生が昼寝をしている芝生の広場に沿った道をまっすぐ下ります。左手には森が見えていますが、芝生が途切れて目の前を横切る道路に行き当たったら左手の森のほうへ歩いてみてください。道路沿いに、森の中のトンネルといった感じの小道と「Sylvan Grove Theater」と彫られた石が見つかったら、そのトンネルを入っていきます。

急に目の前が開けて、芝生の広場と少し高くなっているステージ、そして4本の白い柱が目に入ってきます。外の喧騒から切り離された、不思議な空間が広がっています。このミステリアスな秘密の花園のような場所が「Sylvan Theater」で、ブルース・リーがワシントン大学の学生だったころにカンフーのレッスンをしていた場所です(ワシントン大学の学生でも知らない人が多い事実です。実はこの場所の存在すらもあまり知られていない穴場です!)。白い4本の柱は、ワシントン大学が昔ダウンタウンに持っていた校舎に使われていた柱だそうです。

 
 

 
Medicinal Herb Garden

Sylvan Theater を出て、そのまま弓なりになっている道路(Stevens Way)を右手に進んでいきます。バス停があるあたりまで歩くと、花がたくさん植わっている庭に出ます。ここは Medical Herb Garde nといって、1911年に薬学部ができた際、薬学的に重視されていたハーブなど600種をここに植えたのが始まりです。残念ながら効能は書いてありませんが、それぞれの花やハーブには名前のプレートが付けられています。

※学校探検に疲れた人はここのバス停から歩き始めた北門や、その他の場所に移動することができます。ここまでで距離的には3分の2ですね。

 
Medicinal Herb Garden

 
Physics/Astronomy Complex

Medical Herb Garden を出て、そのまま Stevens Way を歩いていくと、左手にガラス製のドームを備えた赤茶色の建物が見えます。ここは1996年にできた Physics/Astronomy Complex(物理・天文学棟)です。中に入ると階段が奥まで続いており、湖を望むことができます(山の向こうに、Space Needle の先っぽも見えます)。また校舎の壁には写真のように、物理学の公式が彫られています。ユニークですね。

 
Physics/Astronomy Complex

 
Cunningham Hall

Physics/Astronomy Complex を出て、Stevens Way をさらに左手に歩いていくと、右手に小さな白い建物が見えます。これが Cunningham Hall といい、1909年にシアトルの人口が10万人を超えた際ワシントン大学を会場として開かれた巨大なお祭り、『Alaska-Yukon-Pacific Exposition(AYP)』 の際に女性のために建てられた建物です。AYPは当時のワシントン大学の学長である Edmond Meany がホストとして開催したもので、Rainier Vista もその際に作られました。アラスカをテーマとしているのは、シアトルの発展にはアラスカとの貿易と Klondike gold rush(ゴールドラッシュ)が大きく寄与したから。AYPの夜には2万もの電飾で建物が飾られ、それは美しい眺めだったそうです。

 
Cunningham Hall

 
Architecture Hall

Cunningham から Stevens way をはさんで向かいにあるのが Architecture Hall です。建築学科だけあって重厚な建物です。ここの2階にある "Design Coffee Shop" というコーヒーショップは、渋る大学に打ち勝って、学生による運営が1960年代に始められました。タリーズの豆を使っています。廊下の壁には昔の生徒がデザインした建物の設計図なども展示されていますので、良ければ中に入って楽しんでみてください。

 
 

 
Henry Art Gallery

Architecture Hallを出て左に曲がり、大きな通りに出たところで前方にまっすぐ進みます。すると左手にHenry Art Galleryが現れます。これは元々はシアトルにまだ美術館がなかった1926年に、不動産や鉄道などをもつC.Henry男爵が自らのコレクションを人に見せるために建てたものです。ガラスとアルミニウムでできたモダンな別館は、1996年に加えられたもので、それによって3万平方フィートの広さが増えより多くの現代的な芸術作品を楽しめるようになっています。木曜の夜には入場が無料となりますので、ぜひその際に!それ以外は入場料 $8 がかかります。

 
Henry Art Gallery

さて、趣ある大学内はこのあたりにして、ショッピングや食事が楽しい学生街へと向かいましょう。

 
University Avenue

Henry Art Garelly が面している大きな道路(15th Avenue)を渡り、もう1本奥に入ったところの通りが通称 "The Ave"と呼ばれる学生街です。シアトルらしくたくさんのカフェ、そして各国料理のレストランが軒を連ねます。日本・韓国・インド・タイ・ベトナム・中国・イタリア、そしてハンバーガーにピザ。ものすごい量が出されますが、だいたいの店で余りを持ち帰ることができます。

もちろん大きな本屋さんや古本屋、怪しげな日本の雑貨を売っている店やタワーレコードまであります。薬や雑貨も揃います!

洋服も多少売っている店があります。中でもBuffaro Exchangeという古着屋は、安くてクオリティも高くお得ですので是非覗いてみてください。

多くの学生がお茶したりショッピングしたりして過ごしています。ランチは大体11時以降になりますのでご注意を!

南北に走る Avenue を北のほうに向かって歩き、45th Street で右に折れると、歩き始めた北門に戻ります(お店は45th以降も続きますので、どうぞ寄り道を楽しんでくださいね)。

 
 


 
◆ワシントン大学付近・おすすめのお店紹介◆
「Agua Verde」(レストラン/カヤックレンタル)

The Ave をずっと下って、Pacific St.de を左折、15th Avenue に沿ってさらに湖のほうへ。Boat Street とのT字路で右に見える小さな緑のレストランが Agua Verde。お昼時や夕食時にはいつも行列ができる、地元で大人気のメキシコ料理レストランです。注文のあと渡されるかわいらしい果物の置物は、番号札の代わり。料理の美味しさもさることながら、こういった小さな工夫が嬉しいレストランです。先にレジで料理を決めてお金を払ってから席に着くシステムなので、中は意外に空いていることも。行列だけを見て諦めないでください!

店の右手にある階段を下りると下の階ではカヤックのレンタルもしています。1時間ほどでダウンタウンの見えるレイク・ユニオンまで出ることができますよ。食後の腹ごなしにカヤックも素敵ですね。

料金
single(1人乗り): $12/hr
double(2人乗り): $16/hr
triple(3人乗り): $18/hr
 
   
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Last modified: 10/10/08